上野公園にある上野の森美術館で開催されている『聖地チベット』の集客
が10万人を越えたらしい。私も空気が読めないタイプの人間だったとし
たら観に行っただろう。
http://www.ueno-mori.org/
ところがこの主催者となる団体がおかしいのだ。
主催:財団法人日本美術協会・上野の森美術館、朝日新聞社、TBS、大広、
中華文物交流協会、中国チベット文化保護発展協会
一番おかしいと思うのが朝日新聞で、とうとうそんなところまで行ってし
まったのかよぉ〜テな感じで、情けない!!!実に情けない。
まぁ、これは予想出来たことで、数年前から小泉さんか福田さんか阿部さ
んか、まさか麻生さんは予算執行だけだと思うけど、しんしんとどたばた
しながら計画を立ててきたのでしょうね。全員がこれらはチベット族の至
宝だと知りながら。
ご存知の通り、これらの至宝はチベット族が、本来の生活に一日も欠かせ
ないものなのばかりです。これは少しだけでもチベタリアンに接触した経
験がある人には、容易に予想がつくでしょう。
そこで久しぶりにダライ・ラマ法王日本代表部事務所のサイトでどのよう
に表現されているのかを見に行くことにしました。残念だったのはこんな
私のサイトのアクセスが1035752なのに、ダライ・ラマ法王日本代
表部のアクセスが1228459と言うことだ。来年は都内の事務所に通
って何かお手伝いをしようと考え始めています。乞うご期待!!!
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所公式サイト:
http://www.tibethouse.jp/
「聖地チベット 〜ポタラ宮と天空の至宝〜」展に関して
日本の皆様へのお願い2009年9月28日
http://www.tibethouse.jp/news_release/2009/090928_appeal.html から転載
【ダライ・ラマ法王日本代表部事務所】
ご承知の通り、日本で「聖地チベット〜ポタラ宮と天空の至宝〜」と題
したチベット展が巡回され、現在、東京・上野で開催中です。チベット
に関するいかなる展覧会も歓迎すべきなのですが、残念ながら今回の展
覧会は、チベットとその歴史の真の姿を伝えてはいないということをお
伝えせねばなりません。
世界中でよく知られているように、1949年に中国共産党軍がチベットに
侵攻して以来、平和的で信仰心厚いチベット人たちは、はなはだしい苦
しみや虐待にさらされています。その結果、約120万人のチベット人が
亡くなり、6千以上の僧院が破壊されました。
この展覧会の展示や文書は、日本国民を欺き、中国政府がチベット文化
の善意の保護者であると信じさせるよう、意図的に作られています。実
は、真実は逆なのです。チベットでは、今でもチベット人の信教と文化
の自由は弾圧され続けています。
昨年のチベット動乱がその証拠です。チベットが今日も封鎖されている
という事実が、何よりも声高に物語っています。
もし主催者の方々が、この展覧会がチベット人のために行われていると
信じるなら、チベットの真の歴史的背景と、ダライ・ラマ法王の亡命の
理由、そして世界的問題となっているチベット問題について正しく展示
し、呼びかけることで、関心を持つ人々に誤解を与えないようにすべき
です。
それどころか、中国政府に、チベットの封鎖を解いて本物のチベットを
世界に見せるよう促すべきです。
チベットの状況は深刻です。残念なことに、この自由の国で、あるエリ
ートや知識人の方々が、正義のために立ち上がる代わりに、チベットの
悲惨な状況に投資を行っているのが見受けられます。
多くの日本のチベット支援グループや個人の方々が、展覧会と主催者に
対し様々なデモを行っていることを知りました。皆様の純粋な関心や支
援には感謝いたしますが、平和的に活動し、一切の暴力を行わないよう
お願いいたします。
重要なことは、企画者と来場者の方々に、チベットの実情は異なってい
ることを知っていただき、世界が中国のプロパガンダである展覧会にだ
まされないようにすべきです。
この自由の国の皆様と報道関係者の皆様には、両者の意見を聞いていた
だき、真実と正義と人間性を支持していただくよう、お願いいたします。
ありがとうございました。
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
代表:ラクパ・ツォコ
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