今日はこの数ヶ月で、一番忙しい一日となってしまいました。頼まれてい
た原稿は何とか間に合わせたのですが、たくさんたくさん、それは恐ろし
い量のメールが集ってしまったのです。
今日一日で私から返事を返したメールの数がナナ何と32通もありました。
これは、お嬢です。いや違う。以上です。こりゃまた違う。異常です(笑)
疲れきってもう寝てしまおうと思って、テーブルの上の郵便物の固まりを
整理しようと一番上のはがきを手にしたところ、差出人は心斎橋の若松の
堀越由美子さんからでした。
彼女の墨字の宛名書きは、いつもながら見事にその生活感までをにじませ
ていました。
さて、ゆみこかあちゃんから、いったいなんだろう?と裏を読み始めてガ
ックリしました。長年伊豆の奥地から出版されていた月刊誌の『人間家族』
の大築準さんが、肺がんで亡くなられたという知らせだったのです。
http://studioreaf.skybox.jp/
亡くなられたのは昨年の12月。この半年あまりの間、私は大築さんがも
うこの世におられないと言うことを知らずにいたのです。
裏面は印刷されていました。その文面によると、大築さんは昨年一年の間、
家族に支えられて、闘病生活をされていたと書かれていました。いやぁ〜
この闘病生活という言葉が出て来たので、なおさら悲しくなってしまいま
した。病と闘ったと表現されていたからです。
この表現は、たぶん奈良の百姓屋ろのオーナーのヒデさんが書いたものだ
と思うのだけど、大築さんは決して病と闘かっていると表現をする人柄で
はなかったので、こう表現されて『いや違う!』と大きく首を振っている
に違いない。
しばらくの間、いろんなことを考えながら『人間家族』のサイトをのぞき
込んでいました。大築さんの家が火事になった時は、私がサイトの運営を
手伝った時期もありました。
親友がまた1人旅立ちました。やはりガンでした。やはり・・・
何気なく、いろんな親友たちが集っているリンクに入って行ったのですが
うれしいことに『オープンジャパン』がトップにリンクされていました。
http://studioreaf.skybox.jp/link.html
大築さんから私宛に送られた最後のメールをパソコンの中から探し出しま
した。それは去年の6月のことでした。
『早く、ガストン・ネサーンの本を出して欲しい』と言う言葉で終わってい
ました。ちょうど今日、今度出版される『ガストン・ネサーンを訪ねて』の
本に載せる予定の、ネサーン氏の挨拶文がカナダから届いた日だったのです。
だから 尚更 悲しいのです・・・・・
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