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TOP > バウの道中記 > 2007/4/29
 

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 point 【rain-bow】
 point 【714Xと6人の医師】
 point 【古代への旅】
 point 【Pastime】
 point 【18のバス停】
 point 【I Thought About You】
 point 【HOMEに帰ろうぜ】
 point 【山月記に学ぶ】
 point 【風 散々と】
 point 【これで、いいのだ!】
 point 『注文の多い料理店』
 point 【曼珠沙華】
 point 【きつねの夕食会】
 point 【キラリ 札幌地下鉄】
 point 【ゴキブる】
 point 【水道水を飲む】
 point 【夏休み】
 point 【ガイア セブン】
 point 【田んぼの中の露天風呂】
 point 【父は空 母は大地】
 point 【ラジオの話し】
 point 【よければ一緒に】
 point 【シベリア鉄道】
 point 【1分で充分だった】
 point 【病みながらも生きて行く】
 point 【がんの催眠療法】
 point 【テニアン島の怪】
 point 【東京銭湯】
 point 【12月の雨の日】
 point 【しあわせって・・・】
 point 【ダダ・チャイルドの明輝人くんへ】
 point 【犬のようちえん】
 point 【東京タワー】
 point 【希望は踊っている】
 point 【Slow Dance】
 point 【道頓堀でカヌー】
 point 【野の花診療所】
 point 【バウ塾】
 point 【ジョン・レノンな私】
 point 【もっとCM見ようね】
 point 【朗報・みっつ】
 point 【あやまりの旅】
 point 【地球をいやそう】
 point 【言葉が消えた・・・】
 point 【四国から・・・】
 point 【3つのビルの謎】
 point 【聖地・チベット】
 point 【事業仕分け】
 point 【途中退席賞】
 point 【ノーナプキン】
 point 【船首漂着】
 point 【大ボラを吹く人たち】
 point 【きづきの瞬間】
 point 【LOVE ME TENDER】
 point 【親子3代つながった】
 point 【水虫の唄】
 point 【自分の足で】
 point 【あの純真さに学ぶ】
 point 【おいしいコーヒー】
 point 【何を目指したか】
 point 【ダムのない川】
 point 【愛おしくて】
 point 【タタの面白さ】
 point 【15秒のCM】
 point 【REGEND 重い扉】
 point 【起業課を新設】
 point 【開け!にっぽん】
 point 【ピンポン!】
 point 【夢から一歩】
 point 【名人戦】
 point 【セバスチャン氏との出会い】
 point 【やっぱカヌーだよ!】
 point 【カナダセミナー報告】
 point 【希望への讃歌】
 point 【アンソニー・フィリップス】
 point 【ウイルスの政局話し】
 point 【Muzinzo vol.1】
 point 【MOXとCANOE】
 point 【地球マンの声】
 point 【人間家族】
 point 【無為自然】
 point 【おくっとこ】
 point 【ベーシックインカム】
 point 【ロビー活動】
 point 【ハワイな予感】
 point 【フードバンク】
 point 【勇気ある卵】
 point 【類は友を呼ぶ】
 point 【内を向いて歩こう】
 point 【ウォーリーの家】
 point 【お弁当の話し】
 point 【素朴な里と人】
 point 【714X 未知の道】
 point 【似顔絵の作り方】
 point 【大好きだよ!】
 point 【ハプチョンに行くぞ】
 point 【予約販売 GOGO!】
 point 【最後のニュース】
 point 【足るを知る】
 point 【骨董通り散歩】
 point 【薪割りの季節】
 point 【Hymn To Hope 】
 point 【こころの意味】
 point 【行きと帰り】
 point 【お誕生日】
 point 【108の祈り・後】
 point 【108の祈り・前】
 point 【てるりん慕情】
 point 【オフコース】
 point 【読書三昧】
 point 【カナダ報告2】
 point 【どんでん返し】
 point 【ストリートビュー】
 point 【帰りたい】
 point 【カジカ鳴く夕暮れ】
 point 【日の目を見る】
 point 【うぶに還る】
 point 【純真な動き】
 point 【ぼ〜っとする】
 point 【常温核融合】
 point 【ナンバー117】
 point 【夢のひとつ】
 point 【カナダ報告】
 point 【タオと生きる】
 point 【ラップ療法】
 point 【Tibet Tibet】
 point 【千島学説セミナー】
 point 【ガストン・ネサーン】
 point 【BOOMERANG】
 point 【Yes,We Can】
 point 【宇宙を越えて】
 point 【マンハッタンのマグロの叫び】
 point 【食の研究所】
 point 【いのちの食べ方】
 point 【医学の進化】
 point 【育ち・なおし】
 point 【半農半X】
 point 【月に笑う夜】
 point 【911から見る未来】
 point 【中越沖地震】
 point 【慈しむ】
 point 【ひとり旅の冒険旅行】
 point 【HOME SWEET HOME】
 point 【動けば変わる】
 point 【豪快な号外】
 point 【今までのような暮らし】
 point 【森の魂 風の塔】
 point 【スローダンス】
 point 【白い森】
 point 【悲しい知らせ】
 point 【千島学説に学ぶ】
 point 【Beyond】
 point 【広島灯籠流し】
 point 【生徒諸君に寄せる】
  【サイコロの未来】
  【絶望に効くクスリ】
   【風になる】
  【まぁだだよ】
  【ほたるのものすごさ】
  【いいモノみっけ】
  【猫語の教科書】
  【廊下で立ってなさい】
  【21世紀第64回目 月の祭り】
  【アーティストが世界を変える】
  【天声人語】
  【自衛隊に入ろう?】
  【とある社内報2】
  【とある社内報1】
  【四方山ばなし】
  【歌舞伎町三者会談】
  【超秘密会議の打ち明け話し】
  【吹雪の中の水虫のうた】
  【イカ焼きとミックスジュース】
  【豊島問題改ざんサイト】
  【chanとまこっちゃんやど〜】
  【古武道とはなんぞや】
  【道後準備会】
  【竹炭名人芸】
※矢印をクリックするとメニューの一覧をみることができます。

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【バウの道中記】2007年6月30日 

【慈しむ】

 

一月の間に満月が2回ある月の二回目の満月をブルームーンと呼んでいる。

また、この2回の満月の間の期間は、毎夜新月と同じ状況が続き、今年6月は祈りの世界では面白いひと月だった。
http://www12.plala.or.jp/m-light/notebook/BlueMoon.htm

今年2007年6月15日のファーストムーンから6月30日のブルームーンの間には夏至があり、豪快な号外があり、キャンドルナイトがありと、忙しい毎日だったが、私は極力自分を孤独な環境下に置いて、自分を自然界に同化させるような生活を心がけて来た。

そして、この北の大地にやって来た。

この文字を打っている私の廻りには、大きく太ったカモメたちが500羽ほど集まり、時おり私の上空を渦のように飛び回ってくれているし、またすぐ後ろの方には、先ほどまで一緒に遊んでいた馬たちが、のどかに開かれたマキバのあちこちで、おいしそうな緑の朝ご飯を食べている。

なんとのどかな風景だろう、やはり私が望む「生きる場所」はこの風景の中にすべてあるような気がしてならない。だからここまで引っ張られるようにやって来たのだろう。

しばらくして、子馬の一頭がもう一度私と遊びたいのだろうか、柵の近くで私に無邪気なサインを出して来た。
『よ〜し、もうちょっとあいつと遊ぶとするか・・・』

この旅で探りたいテーマは『慈しむこと』(いつくしむこと)である。

どうも最近の私は、自分自身を慈しむことを忘れていたようで、いつも自分の外側に慈しむこころを出すことばかりに追い廻されて来たようで、そのあたりの事に気づいたので、この旅は出来るだけ自分の体とこころがよろこんでくれる場所と環境を選んで、自分自身に向けて『慈しむ』工夫をしながら旅を重ねて来た。

昨夜、満月が雲の合間から出だしたころに『愛』という単語が私の頭の奥にあらわれて、それから朝までこの場所でいろんなことを考え続けてきた。

どうも『愛』という言葉を私たちは勘違いしているようだ。

つたない知識だが、この愛という言葉は仏教用語らしいのだ。
それも「渇愛」という、言わば苦悩の中の表現として使われて来て、その意味は、のどがかわいた人が激しく水を求めるような愛着。となり、一方的な欲から生れ出た煩悩のひとつと解釈されてきた。

それに比べて、『慈しむ』という言葉が私たちが本来が持ち込むべきこころの仕掛けなのかも知れないと、一晩かけてたどり着くことが出来たので、こころは壮快、壮快。また少しだけ進化したような気になっている。

『慈しむこころ』の中には、すでに満たされたものがあり、そのこころで相手を尊厳の中から見渡すことができる。
いやぁ〜!うれしい発見だ!

子馬は私を『慈しむこころ』で迎えてくれた。
ありがとう!
私もそのこころを伝えていこう・・・

ふと見上げると、「やはり」虹が輝いていた。
新しい人生の門出を祝福してくれているようだ。

 
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E-mail:bow@peace2001.org