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バウの道中記 2006年3月18日 出雲 |
【ほたるのものすごさ】
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部屋の蛍光灯がついたり消えたりと点滅をはじめたので、ホームセンターに買いに行くことにした。そこで店員さんに電気代が半分になるからと紹介されて、何か得をしたような気になって勧められた蛍光灯を取り付けることにした。
明るさはそのままで、電気代が半分になるとは、いいコピーである。
何かに協力しているような気にもなるし、この先に希望すら見い出せそうだからだ。
と思っていたら、同じ日に埼玉の理化学研究所に勤めている友人からそれを上回る情報が届いて驚かされた。
簡単に分かりやすく説明すると、エネルギーを『光』というものに変換する場合、すべてのエネルギーを『光』にすることが難しいらしいのだ。
現状の最新科学をどう駆使しても、その過程で大半が『熱』としてのエネルギーに変換されてしまい、白熱電球の発光効率は約1割、蛍光灯は約2割、発光ダイオードでも約3割らしいのだ。
だから、蛍光灯の約8割は無駄な『熱』となっているらしいのだ。
ここでちょっと考えてみてほしい。発電効率が悪い発電方法を使いながら、送電効率も悪い送電方法を使い、その末端の蛍光灯まで発光効率が悪いのだ。
私たちは、それほどヒドイ、科学技術の『恩恵』の中で『豊かに』暮らして来たのである。
しかし、ところがである。私たち人類が知り得る中でなんとホタルの発光効率が9割と極めて高い(今のところ一番らしい)ということが証明され、そのシステムが解明されたのだ。
とりあえず、東京新聞のウェブプレスが分かりやすいく、読みやすいのでこの下に掲載させて頂くことにした。読んでもらいたい。
いやはや、私たちは今まで何をして来たのだろう?これは私自身への反省の言葉でもある。私のような反省の気持ちの人がちょっとした『興味』を科学の方向へ進めて行けば・・・・・
『人類の進化は 科学と心から・・・』と言う言葉にうなづける日も近いことだろう。
世の中、石橋を叩いて渡る人は、まだましなほうである。大抵の人は強度計算書を見なければ渡らなくなってしまったのだから・・・
もっと、もっとみんなの力を合わせて未来につながる情報を探し出したいものである。このオープンジャパンのサイトもそんな情報が飛び交うサイトにしたいと考えている。
それこそ未来に架ける時空を乗り越える近道なのだから・・・・・
嬉しい楽しい情報を待っている。<info@peace2001.org>
バウ宛
そうそう、福島県の裏磐梯にある小野川湖のほたるは見事である。
湖面に浮かぶカヌーから見る『ホタル樹木銀座』は満天の星たちと見分けがつかないほど、夜空をちりばめてくれている。
今年からほたるを見つけたら、一瞬の情緒だけで感動をしないで欲しい。この時代まで来て、やっとほたるのすごさを見抜けたのだから、ほたるにも感謝しよう。
ほたるだけではない。ほたるを支えてくれて来た周辺の土、草木、微生物、風、水、太陽、月、全ての生態系に感謝である。
理化学研究所:
http://www.riken.go.jp/
もっと詳しく知りたい人はこちらへ:
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2006/060316/
もっと、もっと詳しく知りたい人は、もっともっと奥の院へGO!
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2006/060316/detail.html
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『東京新聞:Web Site(社会)』3月16日から
ホタルの光 全解明 理研と京大、英科学誌に発表
この世で最も発光効率が高いゲンジボタルの尾部が光る仕組みを、タンパク質の立体構造レベルで解明することに、理化学研究所と京都大の共同研究チームが成功し、十六日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
京大の加藤博章教授は「電気や熱がなくても、タンパク質などの溶液を混ぜ非常用照明として使えるシステムが実現できるのではないか」と話している。
エネルギーを光に変換する場合、熱としてロスが生じやすく、白熱電球の発光効率は一割、蛍光灯は二割、発光ダイオードで三割。しかし、ホタルは九割と極めて高い。
ゲンジボタルでは、発光基質と呼ばれるタンパク質「ルシフェリン」とアデノシン3リン酸(ATP)に、発光酵素の「ルシフェラーゼ」が作用して光るが、仕組みは未解明だった。
中津亨京大助教授らは、ルシフェラーゼの結晶を作製。大型放射光施設「スプリング8」のエックス線を当て、発光前後の立体構造の変化を比較した。
その結果、ルシフェラーゼのアミノ酸のうち、二百八十八番目のイソロイシンが発光物質側の活性部位をつかみ、発熱ロスの原因となる分子振動を抑え、黄緑に光らせることが判明。イソロイシンを置き換えると、つかみ方が緩くロスが増えオレンジや赤に変わった。 |
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