忌野清志郎が亡くなってからもうすぐ6ヶ月になりますね。あの時は何
度かこの道中記に清志郎のことを書こうとしたのですが、なかなか文章
にまとめることができない自分がいました。
半年が過ぎてもう一度、清志郎の全曲を聞き直してみたら、これぞ清志
郎だと言える曲を見つけたので、ここで紹介したいと思います。
最初のサマータイムブルースの中で清志郎は『ガンになりたくねぇ!』
と歌っています。『危ねぇ!俺はガンで死にたくねぇ!』とも叫んでい
ます。これを歌った頃の日本の原発は、37基だったのですが、今現在
は55基に増えてしまいました。
知っての通り、彼はガンになって倒れました。医学会ではいまだに放射
能とガンとの因果関係を公式に認めないままです。ガン細胞の解明には
ミクロだけでは叶いません。もう少しマクロ(人間界も含め)の視点が
必要なのかも知れません。
日本中の街を訪ね歩いた経験を持つ私ですが、はじめて来た街の文化度
が高いか低いかを判断するのに、いつも二つの視点を用意していました。
一つは駅前に消費者金融の看板がどれだけあるか。もちろん看板が多い
方が文化度が低い訳です。そしてもう一つがローカルの放送局のニュー
ス番組のスポンサーに電力会社が入っているかどうかです。このような
地域では新聞の一面広告の一番多いスポンサーも電力会社になる訳です。
ところが最近では、全国のキー局のニュース番組まで、この電力会社の
スポンサーが入って来るようになってしまいました。できればどんなス
ポンサーがこの番組に影響を与えているかを少し注意して見てください。
youtubeのサイトでは、何度も誰かに消された形跡があるこの2曲です。
いろんな人に勧めてください。またいずれ消されるかも知れませんから。
忌野清志郎:サマータイムブルース&LOVE ME TENDER
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