アメリカのワシントンに、環境活動の一環として行ったことがあるので
すが、その時の私の一番の印象は、政治家とそれらの人を動かそうとし
ているロビーイストと呼ばれる人たちの数の多さと質の高さでした。
ロビーイストたちは、それぞれの分野で専門的な行動様式(彼ら一流の
やり方)をもっていて、知り合ったばかりの私に、面白いロビー活動を
私に見せつけてくれました。
一般に解説されるロビー活動と言うものは、遠回りと解釈されている署
名活動やデモ行進やそれらに似たパフォーマンスをすることを避けて、
一般市民が作った政策提案を、時の政権母体に直接交渉する政治手法の
ことを言います。
ワシントンで見たロビー活動と、日本で見て来たロビー活動の違いは私
に大きな戸惑いまで感じさせました。それほど米国の市民は自国の政治
の方向性に自分たちの判断したものを、洗練されたロビー活動を通して
展開しようとする「新鮮な力」を、目の前で見せつけられたからです。
ところが日本のロビー活動はどうかと言うと、ほとんどの場合、政権の
野党側に提案を持ち込んで「嘆願」して、それで終わりというロビーイ
ングばかりを見て来たのです。
やはりロビーイングは、野党を動かす手段ではなく、政権担当者を動か
すための道具に使いたいものです。
去年の年末から通っていた、群馬県の日系ブラジル人の子どもたちに向
けた私なりのロビー活動が、何とか一段落できるところまで来ましたの
で報告させて頂きます。
今回、私が一人で乗り込んだのは公明党でした。私はもちろん公明党の
党員でもなく、創価学会員でもありません。どちらかと言うと民主党の
衆参議員の知り合いがたくさんいます。
が、しかしこのところの政治的な動向を見た結果、与党側であり、しか
も自民党よりショートカットした早い動きをしてくれると判断して公明
党の議員にロビーイングをかけたのです。
NHKニュース:2009年3月26日4時50分発 動画も見て下さい
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014977811000.html
与党、野党という分類は、選挙で決められるものです。政策提案はいつ
も与党側にしていきましょう!と言う私からの提案と受け止めて下され
ば嬉しいです。
さて次ぎは、どこが与党になるのやら・・・。
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