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TOP > バウの道中記 > 2005/12/19
 

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 point 【rain-bow】
 point 【714Xと6人の医師】
 point 【古代への旅】
 point 【Pastime】
 point 【18のバス停】
 point 【I Thought About You】
 point 【HOMEに帰ろうぜ】
 point 【山月記に学ぶ】
 point 【風 散々と】
 point 【これで、いいのだ!】
 point 『注文の多い料理店』
 point 【曼珠沙華】
 point 【きつねの夕食会】
 point 【キラリ 札幌地下鉄】
 point 【ゴキブる】
 point 【水道水を飲む】
 point 【夏休み】
 point 【ガイア セブン】
 point 【田んぼの中の露天風呂】
 point 【父は空 母は大地】
 point 【ラジオの話し】
 point 【よければ一緒に】
 point 【シベリア鉄道】
 point 【1分で充分だった】
 point 【病みながらも生きて行く】
 point 【がんの催眠療法】
 point 【テニアン島の怪】
 point 【東京銭湯】
 point 【12月の雨の日】
 point 【しあわせって・・・】
 point 【ダダ・チャイルドの明輝人くんへ】
 point 【犬のようちえん】
 point 【東京タワー】
 point 【希望は踊っている】
 point 【Slow Dance】
 point 【道頓堀でカヌー】
 point 【野の花診療所】
 point 【バウ塾】
 point 【ジョン・レノンな私】
 point 【もっとCM見ようね】
 point 【朗報・みっつ】
 point 【あやまりの旅】
 point 【地球をいやそう】
 point 【言葉が消えた・・・】
 point 【四国から・・・】
 point 【3つのビルの謎】
 point 【聖地・チベット】
 point 【事業仕分け】
 point 【途中退席賞】
 point 【ノーナプキン】
 point 【船首漂着】
 point 【大ボラを吹く人たち】
 point 【きづきの瞬間】
 point 【LOVE ME TENDER】
 point 【親子3代つながった】
 point 【水虫の唄】
 point 【自分の足で】
 point 【あの純真さに学ぶ】
 point 【おいしいコーヒー】
 point 【何を目指したか】
 point 【ダムのない川】
 point 【愛おしくて】
 point 【タタの面白さ】
 point 【15秒のCM】
 point 【REGEND 重い扉】
 point 【起業課を新設】
 point 【開け!にっぽん】
 point 【ピンポン!】
 point 【夢から一歩】
 point 【名人戦】
 point 【セバスチャン氏との出会い】
 point 【やっぱカヌーだよ!】
 point 【カナダセミナー報告】
 point 【希望への讃歌】
 point 【アンソニー・フィリップス】
 point 【ウイルスの政局話し】
 point 【Muzinzo vol.1】
 point 【MOXとCANOE】
 point 【地球マンの声】
 point 【人間家族】
 point 【無為自然】
 point 【おくっとこ】
 point 【ベーシックインカム】
 point 【ロビー活動】
 point 【ハワイな予感】
 point 【フードバンク】
 point 【勇気ある卵】
 point 【類は友を呼ぶ】
 point 【内を向いて歩こう】
 point 【ウォーリーの家】
 point 【お弁当の話し】
 point 【素朴な里と人】
 point 【714X 未知の道】
 point 【似顔絵の作り方】
 point 【大好きだよ!】
 point 【ハプチョンに行くぞ】
 point 【予約販売 GOGO!】
 point 【最後のニュース】
 point 【足るを知る】
 point 【骨董通り散歩】
 point 【薪割りの季節】
 point 【Hymn To Hope 】
 point 【こころの意味】
 point 【行きと帰り】
 point 【お誕生日】
 point 【108の祈り・後】
 point 【108の祈り・前】
 point 【てるりん慕情】
 point 【オフコース】
 point 【読書三昧】
 point 【カナダ報告2】
 point 【どんでん返し】
 point 【ストリートビュー】
 point 【帰りたい】
 point 【カジカ鳴く夕暮れ】
 point 【日の目を見る】
 point 【うぶに還る】
 point 【純真な動き】
 point 【ぼ〜っとする】
 point 【常温核融合】
 point 【ナンバー117】
 point 【夢のひとつ】
 point 【カナダ報告】
 point 【タオと生きる】
 point 【ラップ療法】
 point 【Tibet Tibet】
 point 【千島学説セミナー】
 point 【ガストン・ネサーン】
 point 【BOOMERANG】
 point 【Yes,We Can】
 point 【宇宙を越えて】
 point 【マンハッタンのマグロの叫び】
 point 【食の研究所】
 point 【いのちの食べ方】
 point 【医学の進化】
 point 【育ち・なおし】
 point 【半農半X】
 point 【月に笑う夜】
 point 【911から見る未来】
 point 【中越沖地震】
 point 【慈しむ】
 point 【ひとり旅の冒険旅行】
 point 【HOME SWEET HOME】
 point 【動けば変わる】
 point 【豪快な号外】
 point 【今までのような暮らし】
 point 【森の魂 風の塔】
 point 【スローダンス】
 point 【白い森】
 point 【悲しい知らせ】
 point 【千島学説に学ぶ】
 point 【Beyond】
 point 【広島灯籠流し】
 point 【生徒諸君に寄せる】
  【サイコロの未来】
  【絶望に効くクスリ】
   【風になる】
  【まぁだだよ】
  【ほたるのものすごさ】
  【いいモノみっけ】
  【猫語の教科書】
  【廊下で立ってなさい】
  【21世紀第64回目 月の祭り】
  【アーティストが世界を変える】
  【天声人語】
  【自衛隊に入ろう?】
  【とある社内報2】
  【とある社内報1】
  【四方山ばなし】
  【歌舞伎町三者会談】
  【超秘密会議の打ち明け話し】
  【吹雪の中の水虫のうた】
  【イカ焼きとミックスジュース】
  【豊島問題改ざんサイト】
  【chanとまこっちゃんやど〜】
  【古武道とはなんぞや】
  【道後準備会】
  【竹炭名人芸】
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バウの道中記 2005年12月19日 宇部
   

【竹炭名人芸】

博多から雪まじりの高速バスで山口県宇部市にやってきた。
この日の朝、長崎の駅前でのんびりコーヒーを飲んでいた時は、まさか関門海峡を越えて、一挙に瀬戸内のここまで移動するとは、私自身考えてもいなかった。

『さてどうしよう?雪でストップしていた高速バスが動きだしたようだ・・・』

『ヨーシ・・・山口か広島まで行ってみようか・・・・・』
私は以前から調べておいた宇部の新野 恵(にいのめぐみ)さんに電話をかけてみた。彼はめずらしく宇部にいてくれた。

新野さんは昨日まで東京で湯川れい子さん関係の会合に出席していたらしく、明日からは岡山の『わら』で竹炭の講習会をやるとのこと。70歳を越えたというのにあいも変わらず忙しく過ごしている彼の間隙に私はうまく入れたようだ。

高速バスはすでに暗くなった宇部中央のバス停に停車した。私は宇部の街は始めてである。中央とあったのでもう少しバスセンターのような立派なビルに降ろされると想像していたのだがさにあらず。どこにでもあるような駅前商店
街の道路際のベンチひとつのバス停に降ろされた。

新野さんはバス停から5分ぐらいの新川の駅で待っていた。
久しぶりである。私が1年で日本100名山を上ると言い出した時、それなら100の山の山頂から四つの方向に竹炭だんごを蒔いてほしいと、重い竹炭だんごを手渡された時以来だろう。しかしあの時の重い竹炭だんごの感触はいまだに私の両肩に突き刺さったままである。特に南アルプスの縦走の時が重かった。

新野さんと始めて出会ったのは、阪神大震災の1.17の日、毎年東公園で開かれる竹筒のキャンドルセレモニーで使われる竹が、セレモニーが終わった後に産廃業者に引き取られて焼却処分されているということを私が知り、何とかしたいと考えたあげく、新野さんをボスとした竹炭職人のグループを探しあてた時だった。

新野さんはこころよく竹炭にすることを承諾してくれて、全国の竹炭職人に連絡をとってくれて、この時は一段落した。

彼はドラム缶を地中に埋めた釜で竹炭を焼く技術を広めてきた張本人である。最近ではてんつくマンと一緒にチャーター機で中国の植林に出向き、砂漠地帯の植林の指南役をやった人物で、嬉しいことに気さくで飾り気のない性格が周りに集まる人たちにいつも楽しさを与えているようだ。

気がつけば、心地よいたくさんの竹炭に囲まれた部屋で、水素、炭素、電子、陰陽、生命論、宇宙の根源と、果てしなく深夜までお互いの話しを聞き合っていた。

いやぁ〜!
こんな人物はなかなかいない! もったいない感じがする。
せっかく同じ時代に生きているんだから、直接彼に会って、ぞんぶんに人生観などを話し合ってもらいたいものだ。
 
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E-mail:bow@peace2001.org