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【バウの道中記】2007年1月7日 武蔵野庵 |
【スローダンス】
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今日は久しぶりに平坦は武蔵野の林道を片道2時間ばかり歩きつづけて、落ち葉まみれの散策をしました。
去年の1月は島根の山奥に住んでいたのですが、その時は近くのサッカーグラウンドを一周も出来ない体力だったのですが、一年を経た今、連続5時間も歩けるようになって、本人ともども(?)まわりの魂たちも喜んでくれています。
しばらくの間は歩くことを「仕事」と考えて、林の中に見え出した「反省」と「探求」の細道を歩いて行こうと、ケヤキ越しに見えた大きな夕焼けに誓いました。
面白いことに、この落ち葉に囲まれた武蔵野の林の中で、今日は身動きひとつせずに30分も立ち止まっていました。
4年前の誕生日にプレゼントでもらったiPODの中から、私の大好きなアンソニー・フィリップスの『スローダンス』が聞えて来たからです。
この『スローダンス』は確か1990年あたりに聞き出した曲で、その当時私が愛読していた新田次郎の『アラスカ物語』を読む時にいつもBGMのようにして聞いていたので、この曲が出て来ると私の心は一瞬の内に北米最北端の港町、ポイントバローに意識が飛んで行き、この物語の主人公のフランク安田と一緒にアラスカの原野を駆け巡ってしまうのです。
この物語の主人公のフランク安田は、バロー沖で難破した船から町に救援を求めるために一人で凍りついた北極海を走破して、その後この町に暮らしはじめたのですが、クジラの漁が少なくなって貧しくなり始めたバローのイヌイットたちを率いて、アラスカの大きな山をいくつも越えて、ユーコン川のほとりにビーバー村
という村をつくった実在の人物で、私はなんとこのビーバー村にある彼のお墓まで手を合わせに行くほどこの『アラスカ物語』に感動していたのです。
そんなアラスカの風景を思い出させるアンソニー・フィリップスの『スローダンス』は、一曲約30分の中でアラスカの大きな空、大自然、水の音、針葉樹をかき乱す風の音、山の頂から見え出したユーコンリバーなどの『音のドラマ』をみごとに奏でてくれています。
さて、この2年の間、私は『スローダンス』でやってきました。
これは何か絶妙なタイミングになるように、何らかの力で待たされていたのかも知れません。そろそろ体力と気力が回復してきたので、今年から本格的に『やりたいこと』をやっていきます。
2月には札幌に入って行き、未来地球研究所の今後の計画をつくることになりました。身震いするような計画です。いずれにせよ、この地球に新しい1ページが生まれることになるでしょう。
さぁ〜て、やり始めよう・・・
スローダンスをやりながら・・・ |
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