この秋以降、いろんな人に私の住所が知られてしまって、お米や野菜や
名産品などが送られて来て、一人づつの対応がおぼつかないようになっ
てしまいました。
いろんなものを送って下さり、改めて「贈り物」の頂く嬉しさをかみし
めています。そうだ、そうだ。私の方からも、もっと色んな形のものを
送り返せばいいんだと一人うなずく毎日です。
私が送り返すのは形になったモノではないかも知れませんが、この先も
送り続けますので、どうかご自身の生活観にお役立て下さい。
さて、前回の道中記に書いた【きづきの瞬間】を読んで(聞いて)くれ
た私の親友から面白いメールが送られてきましたのでここで紹介します。
彼は、都内のとある病院で清掃の仕事のチーフ格をしているのですが、
その仕事にまつわる典型的な「お話し」を書き添えてくれました。どう
ぞご覧ください。大笑いです。あっ!笑ってしまって失礼!
やはり、私のまわりだけじゃないんですね!あの言葉を使って大ボラを
吹いているのは・・・・・
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8年前のバウさんの声は・・・ちょっと高いかな?(笑)
私の配属されていたある病院では、外来にボランティアで来ている人達
が毎日2、3人来てました。「自分たちは、ボランティアで来ているの
に、お金を取って清掃している業者が何故やらないんだ。」って言うん
です。
清掃って、終わった瞬間から汚れるんですよ。人が歩かない廊下、人が
使わないトイレは毎日清掃しないですし、、、常に清潔を保つことは、
人間が動いている場所では、不可能です。
ボランティアの人がしょっちゅう電話してくるんです。「トイレが汚れ
てるんで清掃して下さい。」って。。。
病院側からも、「ボランティアの言うことは、聞いてください。いろい
ろありますんで、、、」と言うので、電話が来れば、対応はしてたんだ
けど、ある時、大学生っていう女の子(あえて、女の子)が、提案書な
るものを持って、清掃の責任者に会いたいと病院に来ました。
「ボランティアで来てる人の娘さんなんだけど、、、忙しいだろうけど
会ってあげてくれない?」と病院の担当者が言うので、「病院側が関与
するんであれば、お断りします。その提案書とやらは、病院で受け取っ
て、こちらに渡していただきたい。関与しないのであれば、私と二人だ
けで会わせてもらいたいんですよね。」と言ったら、病院側はめんどく
さいから、「二人で話して下さい。そのほうがいいでしょ。」というこ
とになり会いました。
顔を会わせるや否や「私たちはこの病院にボランティアとして関わらせ
てもらってます。少しでもいい病院にしようと活動してます。」
と始まりました。
僕、言っちゃった。「僕は、この病院に朝の6時から、遅い日には夜の
8時までいるけど、君の姿は見たことないねぇ。いつ来てるの?」
「私は来てません。母がボランティアで週に3日位来てます。」
「そう。ならば、関わっているとは言えないねぇ。二度と、ボランティ
アとして関わっているとは言わないでね。分かった?」
と言ったら、「母から話は聞いているので、来ていなくても大体のこと
は分かります。」なんて言うもんだから、「そう。じゃあオペ室の中が
どうなってるか分かる?ICUに入ったことある?今にも息絶えそうな
人のベッドまわりを清掃したことある?
病院は外来だけじゃないんだよ。入院してる人が何時に検査に行くか知
ってる?なんでそれが分かってないといけないか分かる?」
「・・・」
「知りたかったら、教えてあげるよ。こちらもボランティアで指導して
あげるから、スニーカー持って、動きやすい服装でいらっしゃい。
まずは、トイレの清掃から教えるけど、、、やる?」って聞いたら返事
がない。「じゃあ、忙しいのでこのへんで。やる気になったらいつでも
どうぞ。」
その女の子は二度と現われませんでした。
バウさん、寒くなってきたから、体調の変化には注意して下さい。
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