ディズニーの『ウォーリー』を見ましたか?私はこの映画の封切りの日
に見ることができました。久しぶりに見たディズニーのアニメだったの
ですが、年甲斐(笑)もなく興奮して感動してしまいました。
『WALL・E』公式サイト(全国上映館情報もあります)
http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/index.html
その感動を伝えたくて、年末年始の全国の友人から届いたメールの返信
メールに、是非時間をつくって『ウォーリー』を見て下さいと言って来
たのですが・・・
お正月を越えた頃に、北海道の道東の弟子屈(てしかが)でカヌーのガ
イドハウスをやっている、がってんとさなえちゃん一家から、おもしろ
い『ウォーリー現象』がはじまりましたと伝えるメールが届いたので、
うれしく思い、ここで紹介いたします。
弟子屈のがってん家族は、日本でここでしかないと言われている湖から
そのまま原始の蛇行した川の流れに揺られながらカヌーで探索できる釧
路川の源流のガイドやその中流域にある釧路湿原のガイドをやっている
家族です。
屈斜路ガイドステーション わっか
http://www.wakka.biz/
がってん家族は、このお正月に家族全員で『ウォーリー』を見に行って、
それからすぐに小学校4年生の長男の道人くんと3才の周太くんが家の
倉庫に入りびたりになって、何やらやりだしたらしいのです。
どうやら、『ウォーリー』の映画の中で出て来た家にそっくりな自分の
家の倉庫が好きになったようで、−15°にもなる吹雪の日も二人でその
倉庫の中で、ごそごそと何かをやっているのです。
がってんとさなえちゃんが、こっそりとその倉庫をのぞきに行ったら、
倉庫の中はあの『ウォーリー』の家とそっくりに、自分たちの部屋に置
かれていたおもちゃやたいせつな宝ものを、きれいに作った棚にキチン
と飾り始めていました。
で、翌日長男の道人くんが言い出したらしいのです。
「使わなくなった靴探してるんだけど・・・」って。
がってんが事情を聞くと道人くんは、倉庫で種を見つけたらしいと分か
りました。がってんは、彼も『ウォーリー』を見ていたので、道人くん
が何をしたいのか、すぐに察知しました。
靴の中に種を入れて木を育てようとしているのです。あの映画の中に出
てきた、イヴがたいせつにしていたオリーブの苗木のように。
がってんとさなえちゃんは、それまで日頃からガイド業をやりながら、
北海道固有の樹木の種の収集をしてきました。北海道自生の樹木の種類
は約290種あるのですが、その中のなくなりかけてた貴重な樹木を再
生させたいと、日頃から家族に話しをしながらそれらの種を集めていた
のです。
その夜、二人の兄弟が寝静まってから、倉庫の奥の方に夫婦二人で独身
の頃から愛着をもって保管しつづけてきた、たくさんの思い出が残って
いる登山靴をそっと隠しに行きました。
翌日、やはりこの日も吹雪だったらしいのですが、二人の兄弟は倉庫の
中で、『ウォーリー』の家つくりをやっていました。がってんとさなえ
ちゃんがのぞきに行くと、ちょうど道人くんは、おかあさんの登山靴に
倉庫の中の土を入れている最中で、弟の周人くんはお父さんの登山靴に
ジョウゴで水をかけている最中でした。
この話しを聞いた、ガイドステーションの他のスタッフたちも、その次
ぎの日から一人、また一人と倉庫の奥の方に、自分たちが愛用してきた
古い登山靴を隠し始めていきました。
今では使わなくなった長靴やバイク用のブーツなど、小さな集落の中で
も評判になって、いろんな靴の苗床が30個も、春の季節を倉庫の中で
待ちわびているらしいです。
木名瀬道人くん(長男坊)の写真。1月6日分を見て下さい。
http://wakka.beblog.jp/nidomu/
さて、この話しを聞いて、私も登山靴を送ろうかと思っています。
この靴は、私にとって日本百名山を80座も登ったかわいい相棒なので
すが、すでに3日間、真剣(笑)に考えて、『ウォーリーの家』に送る
ことを決めました。
段ボールに入れられて北海道に送られる寸前の、私の相棒を記念の意味
を込めてここにアップします。(よくがんばって、私の重い足を運んで
山頂まで連れてってくれて、ありがとう!出来たら大きな苗木を育てて
下さい)
この相棒との百名山の道中記:(時間のある時にでもお読み下さい)
http://www.peace2001.org/2006/main/bow/20080929_bow_01.html
http://www.peace2001.org/2006/main/bow/20081005_bow_01.html
さて、このメールを全国各地の友人、知人に転送してくれませんか?
すでに、『ウォーリーの家』には、たくさんの貴重な種が待っています。
北海道は寒暖の差が激しいので、苗木が30センチぐらいになるまで移
動可能な苗床が必要なのだそうです。
全国からたくさんの靴を『ウォーリーの家』に送ってもらえないでしょ
うか。ブログやサイトやMLにどんどんアップして下さることを期待しま
す。どんどん仲間に知らせて下さい。
この夏は『ウォーリーの家』の壁一面に、靴の苗床が数百鉢も並ぶ光景
をみんなで楽しみましょう! たまには、みんなで大笑いしましょう!
靴の送り先:
屈斜路ガイドステーション わっか内 『ウォーリーの家』
〒088ー3332 北海道川上郡弟子屈町札友内87ー2
TEL 015ー482ー2484 FAX 015ー482ー2480
info@wakka.biz
http://www.wakka.biz/
にどむの里:『ウォーリーの家』がある倉庫は左の建物です。
http://www.wakka.biz/nidomu/
配信責任者:バウです。
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