「今から地雷を掘りにいきます!」 |
ディマイナー(地雷除去員)1セクション7名×3 ドライバー、メカニック計4人 |
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チームを編成・維持するための 新たに地雷撤去チームを作り、活動するためには、初期の3週間のディマイナー(地雷除去員)のトレーニングや移動の為のジープ、トラック、基地やスタッフとの交信用無線機、救急医療品、防護具、保険、燃料費、人件費などを合わせて338,300ドル(約4,000万円)が必要となります。現在活動中のチームを1年間維持するための費用は、トレーニングや機材の購入などが必要ないため235,950ドル(約2,800万円)となります。 日本のNGO「難民を助ける会(AAR)」が出版した絵本「地雷ではなく花をください」の収益などにより編成されたチームは、カンボジアにおいて1996年から1999年に、テニスコート1195面分に当たる310,795平方メートルの地雷原を安全な土地に変え、地雷378個、不発弾448個を処理しました。 |
ディマイナーの作業は原則的に毎月1日から23日までで、月末までの7〜8日が休暇となっています。毎週末が休みではない大きな理由の1つは、撤去現場から自宅が遠いディマイナーが全体の6割以上いるため、毎週帰宅すると交通費が大きな負担になるからだそうです。 |
除去に使用される道具類 ヘイロートラストのスタッフは「支援が集まれば、もっと多くの地雷原に入れます。難民を助ける会を通じての絵本の収益やJAHDSなどからの支援活動で、多くの地域が人の住める地区に戻りました。日本の皆さんに感謝しています。これからもぜひお願いしたい!」と私達に熱く語っていました。
ヘイロートラストのディマイナーは全員がカンボジア人。地場産業がほとんどないカンボジアでは現金収入につながる仕事が少なく、自分たちの住む土地を安全にできる誇り高い仕事でもあるため、ディマイナーを希望する人は多い。
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この地球上からすべての地雷をなくすためには、地雷の撤去もさることながら、「地雷を作らない・使わせない」ことが重要。ICBLという団体は地雷廃絶へ向けてのキャンペーンを世界中で繰り広げています。 ICBL(International
Campaign to Ban Landmines) |
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